ぎっくり腰の症例 4 2020年

 

2例紹介します。
1例はあまり改善しなかった例、もう一つは著名に改善した例です。

 

 

まずはあまり改善しなかった方です。

 

40代男性。
かがもうとしたら、ガクっとなってそれから腰がどうにもならない。

 

1回目の治療。
鍼治療を加えて、治療終了後にはほぼ痛み無しで帰りました。
が、次の日電話あり。
夜には元に戻ってしまったと、、、

 

その日も治療しましたが、前日と違い思うように改善しません。
このような場合は、強い炎症が起こっている可能性が高くなります。なぜなら、炎症は受傷日よりも次の日がひどくなる傾向があるからです。
<強い炎症がある場合、思うように鍼灸治療の効果が出ない場合があります>

 

ということで、一度整形外科の受診を勧めました。
痛み止めをもらって安静にしていたほうが患者さんにとって良いと判断しました。

 

ところが、この患者さん後々口コミを投稿されまして。
あまり高評価ではありませんでした。
治らなかったのでそのような評価になったと思われるのですが、『炎症が強い場合、当院の治療効果はあまりありません。』とはっきり申し上げているので、少し納得のいかないところではあります。
治せますよと言って治らなかったら、低評価でも納得なんですが、、、
『話を聞かない男性、地図を読めない女性』という本がありましたが、男性に伝えるのはやはり難しいと感じる事例でした。

 

 

 

次は著名に改善した例です。

 

60代男性。
起き上がろうとしたら、ギクっとなり動けなくなる。
全然動けないということで、訪問を頼まれました。

 

聞けば、腰を2回手術していて、転勤族だったこともあり、鍼灸治療も日本のいろんな所で受けたことがあるとのこと。
なので、鍼治療をお願いしますとのことでした。

 

訪問は夕方になりましたが、状態は朝よりは少し良いとのこと。
触診すると、どうも筋肉の硬直が原因と思われる症状でした。
一通りの治療が終わると、大分立って歩けるようになりました。ので、さらに治療をプラス。
これも見事に効いてくれまして、『かなり良いです』とのこと。
ここで1回目は終了です。

 

次の日は、当院に来院できるようになり、2回目の治療です。
1回の治療ごとに確認しながら、症状に合ったところに鍼を刺していきます。
結果、ほぼ症状無しまでなりました。すごく楽になったとのことでした。

 

このように、『筋肉に主原因があるぎっくり腰の場合、鍼治療は著名に効果を発揮してくれます』

 

お会計が終わった時に、『先生は大分鍼を刺してくれますね。私今までいろんなところにいったけど、1番丁寧に刺してくれたし、すごい楽になった。しかも値段も良心的。他の所なんて何本か刺して終わりというところが多かった。それで5000円~6000円とかざらだった。ありがとうございます。』と言っていただけました。。

 

 

改善しなかった例と改善した例をあげましたが、参考にしていただければ幸いです。