無保険の交通事故 1

 

題名に、無保険の交通事故と書きましたが、正確には『任意保険に無加入の車による交通事故』のことです。

 

車には、自賠責保険と任意保険があり、自賠責保険は車には必ず付いていますが、任意保険は付いていない場合があります。
宮城県ですと、約10%の車が、任意保険未加入です。

 

 

当院も今まで3件ほど経験があり、さらに今月1件増えたので、4件目です。

 

 

さて、この任意保険未加入の車にぶつけられた場合の交通事故は、、、大体揉めます。。。

 

 

まず、任意保険に入っていない車にぶつけられた場合の車の修理費ですが、これは自賠責保険からは1円も出ません。
じゃあどうなる??というと、事故を起こした当事者が払うことになります。

 

例えば、停止していて追突された場合は、10:0で追突した側が悪いことになります。
追突した側が無保険の場合、追突した人が実費で修理費を払うことになります。

 

しかし、ここで問題が、、、そもそも任意保険に入っていない人なので、お金を持っていない場合が多いのです。
そして、任意保険に入っていない人は、大体だらしない方が多いです。。。

 

 

とすると、まず車を直さないと乗れないから、追突された側が修理費を自費で負担します。(自分の入っている任意保険で特約が付いていればお金が出るときがあります)
何も悪くないのに、被害者が修理費を出すわけです。。。

 

そして、払ってくれと相手に言うわけですが、、、これが先ほども言ったように、元々お金を持っていない場合が多いので、払わない(払えない)パターンがあります。

 

 

じゃあ、裁判だ!!
となりますが、もし裁判で勝ったとしても、資産が無ければお金を取ることはできないのです。

 

今回の事故の方は、修理費は払ってもらったということで、どちらかというとまともな例です。

 

 

 

しかし、もう一つ問題があります。
それは、治療費の問題です。
ぶつけられた場合、大体体のどっかが痛くなったり、おかしくなります。

 

その医療費の支払いは任意保険に加入していると、その相手方の保険会社が対応してくれますが、、、無保険だと対応してくれる保険の窓口がないんです。
おいおい、どーすんの??
これも完全に自費??

 

 

やり方はあります。
これについては、次に書きます。