長い鍼 太い鍼

 

 長い鍼、太い鍼と聞くと、大抵の方は『ひえ~~~』となるかと思います。

 

 通常の診療で使う鍼は、太さ0.14mmから0.18mmの物が多く、長さも3cm程度です。ですから、全ての方に太くて長い鍼を使うわけではありません。

 

 じゃあ、どんな人に使うの?となります。

 

 これは、体の深部の筋肉に問題があるときや、体の体格が良い人などに使います。
 細い鍼では長いとたわんでしまうので、基本的に長くなると太さも太くなります。

 

 太いといっても、0.25mmから0.3mmです。採血時の注射鍼よりも細いです。(採血時の針の太さは、0.39mmぐらいです)
 長さは色々あります。

 

 

 一番下から、60mm、90mm、105mm、120mm、150mm です。

 

 このうち、通常の鍼灸院では長くても60mmの長さが一般的です。
 ですが、この長さでは全然足らないときがあります。

 

 実際に長い鍼を打てますか??と、問い合わせがあるときがあります。宮城県や仙台市では長い鍼を使う鍼灸師は少ないので、そのような問い合わせがくるわけです。東京や大阪の先生には結構いらっしゃいます。

 

 長い鍼は学校ではあまり習いませんし、習ったとしても数回で継続的に習うものではありません。ですから、長い鍼は怖くて打てない鍼灸師のほうが多いんです。
 私は、長い鍼を使う先生に師事して、どのように長い鍼を打てば危険でないかを教わりました。

 

 体の深部に痛みがあり、それに届く鍼治療を受けたい方、ご相談ください。